飛ぶ鳥の献立

珈琲と酒と本とぼんやりした何かでできている

己の欲求に従う

思い通りにいかない時ほど、

汝の欲することを成せ、というメッセージを大切にするべきだと最近改めて思う。

 

どんな状況であろうと、そこにどんな課題があろうと、それらを受け止め変えていくための答えは常に、

 

「自分はどうしたいのか」

 

の中にあるのだと思う。

 

それ以外は全て、自分の範疇にはない。

自分の力では統制不可能な場所にあるものだ。

故に、思い通りにいかない状況を変えていくためには、「どうしたいのか」だけに己の全てを注ぎ込む勇気を持つ必要がある。

 

大きな目標を立てたり具体的な成果を得ることだけにそれは限らない。

「誰とも争わず生きていきたい」や、「日常のささやかなことを楽しみたい」といった欲求の形もあって、そういう欲求を通してこそ、世界のある一面を誰より鮮やかに見出せることもあるのだと思う。

それこそが、その人にしかできないことなのだろうと。

 

他の誰のものでもない、己の欲求に従って生きていくことで初めて私たちは何かを取り戻せるような気がしている。

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