春と修練
年明けとともに仕事が超繁忙期に入り、何も更新できないまま気づけば冬が終わらんとしていることに驚きます。
このままではいかんというわけではないのですが、人生初のデジタル一眼レフを買いました。
ミラーレスですが。
SONY α7です。
超高性能な後継機はたくさん出ていますが、今の私にはこれくらいのスペックがちょうど良い。
写真を撮るようになってはや十数年、銀塩にこだわり続けた挙句「もう全部iPhoneでいいや」となっていた日々にようやく終止符が打たれることになりました。
生まれて初めて一眼レフを買った時のような新鮮な高揚感があります。
というわけで、週末のたびに連れ出して何かを撮っています。
梅はまだ寒い時期から力強く咲くところと、枝ぶりも含めて好き。
春告猫。
果報を思う時節。
春を寿ぐ。
写真でも文章でもデザインでも音楽でもなんでも、良き創り手であるためには、なによりもまず良き観察者であらねばならない、ということを最近本当に強く実感する。
現前するものをどう見るか、どう現すかが、すべてなのだ。
そうなると花鳥画の持つ果てしなき深淵に改めて気づくのである。
すなわち命ある限り修練の道に立っているということだな。
ということを忘れないために書いておきます。